20xx年、地球温暖化によって1972年と比べて平均気温が2℃上昇。
本州には雪が降らなくなってほとんどのスキー場が閉鎖、今あるのは富山県の立山スキー場と静岡県にある富士山8合目スキー場の2カ所のみ。
そして、ここ北海道でも内陸部の一部にしか雪は降らなくなった。
バックカントリーでは滑走できるほど積雪しなくなり、パウダースノーを滑るには年に数回降る雪がゲレンデに積る時のみ滑走できた。
そんな貴重なパウダーはスキー場がしっかり管理し、厳重に守られていた。
ある日、珍しく上空1500mにマイナス6℃の寒気が北海道にやってきて待望に降雪があった。
朝にはセレブのみが入れるスキー場に人が押し掛けあっと言う間にパウダーが滑られてしまうことだろう。
福永博と古家国一はそんなパウダーを「夜中うちにスキー場をハイクアップしてパウダーを滑ってやろう。」という計画を企てた。
全身白いウェアにテレマークスキーを履いて夜中のスキー場をハイクアップする。
ノートラックのゲレンデの端っこをジグを切って登っていく。最新のテレマークスキーはウロコの性能がよくかなりの急斜面も登ることができた。昔はシールを滑走面に貼付けて登っていたが今はそんなことはしない。
山頂に着いた2人は暗視スコープ型のゴーグルをつけて禁断にパウダーバーンに滑り込んだ。
「なんだこの感覚は!イヤッホー!」と福永博が叫んだ。
古家国一はパウダーがフェイスショットになり「顔に来た!こんなの初めてウホホホ!」とゴーグルについた雪を手でほろった。
しかし、滑走途中で赤外線センサーが作動し、サイレンがなりサーチライトが点灯した。2人はゴーグルを外し滑りつづけた。「ライトで照らしてくれるとはありがたい。このほうが滑りやすいぜ!」とよりスピードを上げた。
普通のスキーを履いた警備員が追いかけてきたが、2人はすでにゲレンデを最後まで滑り降りる所で、最後森の方へ向きを変えそのまま歩いて暗闇の中に消えていった。ウロコがついているステップソールスキーなので普通のスキーを履いている警備員では追いかけることは出来なかった。
森の奥で2人はストックでハイタッチをしてパウダージャックの成功を喜んだ。
おわり

この物語はフィクションです。写真とは一切関係ありませんのであしからず。(かなぁ?)
posted by ふくだ ひろゆき at 22:28
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日記